びまん性脱毛症

びまん性脱毛症とは？｜名古屋市北区接骨院・整体院上飯田院

びまん性脱毛症とは、頭部全体に広がって薄毛になる脱毛症です。医療用語の「びまん」には「広範囲に広がっている状態」という意味があり、髪がまばらに抜け落ちて髪全体のボリュームが失われるのが特徴です。

びまん性脱毛症は、女性に多く発症する薄毛の1つで、特に30代後半から40代前半の女性に多く見られます。男性も発症しますが、男性型脱毛症（AGA）と併発している場合が多いです。

びまん性脱毛症の症状には、次のようなものがあります。

びまん性脱毛症は、気づきにくいので治療が遅れることが多いです。症状の進行に気が付かない場合は、専門医の診断を受けるべきです。

びまん性脱毛症の原因はまだ完全には解明されていませんが、以下の要因が関与しているといわれています。

遺伝的要因：遺伝的な要因はびまん性脱毛症の発症に影響を与えると考えられています。家族にびまん性脱毛症がある場合その遺伝的な傾向が個人に受け継がれ、自身がびまん性脱毛症になるリスクが高まります。
ホルモンバランスの変化：びまん性脱毛症の原因の一つとして、ホルモンのバランスの変化が考えられます。特に男性ホルモンであるテストステロンやその代謝物であるジヒドロテストステロン（DHT）の影響が指摘されています。
ストレス：ストレスや精神的な負担は、びまん性脱毛症の発症に関連しているとされています。過剰なストレスが脱毛の原因になる可能性があります。
環境要因：環境要因や生活習慣もびまん性脱毛症に影響を与えることがあります。食生活の乱れや喫煙、不健康な生活習慣が、脱毛症の発症の原因になりえます。
自己免疫疾患：一部のびまん性脱毛症の症例では、自己免疫疾患が関連しているという報告があります。自己免疫疾患では、免疫系が自身の体の健康な組織を異物と誤認し、攻撃するため、髪の毛の成長を妨げる可能性があります。

これらの要因が個々の症例にどの程度影響を与えるかは人によって異なります。

びまん性脱毛症の治療や管理には、これらの要因を考慮し、症状を緩和するためのアプローチが必要です。